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特攻隊が飛び立った飛行場 近くに残る巨大防空壕が、歴史伝えるシアターに

特攻隊が飛び立った飛行場 近くに残る巨大防空壕が、歴史伝えるシアターに

巨大防空壕で上映される映像。特攻隊員の遺書朗読などがある=16日午前、加西市鶉野町 Copyright(C) 2020 神戸新聞社 All Rights Reserved.

 兵庫県加西市鶉野(うずらの)町の鶉野飛行場跡近くにある巨大防空壕(ごう)が、特攻隊をテーマにした映像を流す防空壕シアターとして活用される。同飛行場から飛び立った隊員の遺書を基にした作品が21日から無料で一般公開される。

 防空壕は、高さと横幅が約5メートル、奥行き約15メートル。神戸大学の敷地にあり、市が借り受けて2017~18年度に電気配線などを補修した。これまでにガイドツアーなどを催してきたが、一般公開は初めて。

 同飛行場は1943(昭和18)年の建設。特攻隊として飛び立った全国各地の63人が亡くなった。

 上映するのは約20分の作品3本。姫路海軍航空隊の特別攻撃隊「白鷺隊」の隊員の遺書を紹介する。両親や家族への謝罪や感謝に加え、近く生まれるわが子の名前の案を告げた遺書もある。

 同市には、飛行場の滑走路跡に加え、巨大防空壕などが残り、戦争遺跡群を平和教育に活用するため整備を進めている。加西市の西村和平市長は「地域に残る戦争遺産を通して当時の人たちの思いを伝えるのは、今を生きるわれわれの使命」と話した。

 同市が制作した戦闘機「紫電改」の実物大模型の公開に合わせ、映像は毎月第1、第3日曜の午前10時半~午後2時半スタートで4回ずつ上映する。各回の定員は20人。無料だが、当面、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2日前までの予約が必要。同市鶉野未来課TEL0790・42・8757

(小日向務)

神戸新聞

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