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南野拓実が攻守で持ち味を発揮。だが試合の流れを変える決定打を欠いた

 異例尽くしのダービーとなった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プレミアリーグは3月13日に中断が決定。約3カ月の中断期間を経て、リバプールは6月21日にリーグ再開初戦となるエバートン戦を迎えた。

南野拓実が攻守で持ち味を発揮。だが試合の流れを変える決定打を欠いた


エバートンとのダービーでリーグ初先発を果たした南野拓実

 通算202回目のエバートンとの「マージーサイド・ダービー」は史上初の無観客試合となり、予防策が至るところに施された。選手同士が密状態にならないよう、アウェー用のドレッシングルームはスタジアムに隣接する駐車場に作られ、リバプールの選手たちは臨時のプレハブでミーティングを行なった。

 また、会場のグディソン・パークは場内の通路が極めて狭いことから、選手入場も各チーム別々の場所から行なわれた。スタジアム周辺にサポーターが集まってこないようにと、試合前から試合後まで地元警察が厳重に警備にあたった。

 そんな異様な雰囲気のなか、南野拓実が国内リーグ戦で初の先発出場を果たした。

 1月の冬の移籍期間で加わり、これまで国内リーグ戦で3試合に出場。いずれも途中交代での出場だったが、再開前に行なわれたトレーニングマッチでの好調さを買われ、加入後初めてリーグ戦で先発を言い渡された。


 約3カ月にわたる中断期間は、南野にプラスに働いたようだ。

「タキ(南野の愛称)はチームに馴染んだ。言葉の不便さがあり、みんなから好かれようともしていた入団後の3週間と比べると、大きく変わった」とユルゲン・クロップ監督が言えば、副主将のMFジェームズ・ミルナーも「今では長くチームにいる選手のよう」と口を揃えた。

 加入から約半年。スポーツメディア「アスレティック」によると、南野は中断期間に英語の勉強を集中的に行なっていたという。5年間暮らしたオーストリアでの生活のようにはいかないまでも、英国での暮らしやリバプールにも慣れ始めたようだ。

 仕切り直しとなるエバートン戦で、クロップ監督は4−3−3の布陣を採用した。

 試合では、レギュラーFWのモハメド・サラーがベンチスタート。試合前、ドイツ人指揮官が「メディカルスタッフの助言に従って決断した」と語っていたように、選手によってコンディションはまちまちのようである。

 南野はこれまでCFに入ることが多かったが、今回はサラーが普段プレーする右FWの位置に入った。日本代表は中央エリアのポジションを絞りながら、攻守両面で精力的に動き回った。


 しかし、キックオフからチーム全体が不調。何かを変えないといけないと判断したのか、クロップは前半だけで南野に交代を命じた。

 南野のパフォーマンス自体は悪くなかった。

「前半だけでの交代は、タキのパフォーマンスとはまったく関係ない。(中断後のルール変更で)交代枠が5人あるのだから、選手が疲れる前にいろいろ試そうと、試合前から考えていた」

 試合後、オンラインミーティングツール「zoom」で記者会見を行なったユルゲン・クロップ監督がリラックスした表情で語っていたように、早めの交代策で試合の流れを変えようとしていた印象は強い。

 実際、いいプレーもあった。プレスバックからボールを奪い、素早くカウンターにつなげた34分の場面は、攻守両面でハードワークを行なう南野の持ち味が出ていた。

 前半終了間際に放ったシュートの場面でも、ペナルティエリア内で巧みにフリーになり、FWサディオ・マネからラストパスを引き出した。振り向きざまに放ったシュートでネットを揺らしていれば、試合の流れは大きく変わっていただろう。


 だが、全体的にチームの動きが鈍く、リバプールの決定的なチャンスは数えるほどしかなかった。

 その要因のひとつになったのが、エバートンのアプローチだった。

 4人のDFラインは深い位置にとどまり、相手スペースを打ち消すことを徹底。とくにサイドエリアでは、エバートンのサイドバックの攻撃参加はほとんどなく、その結果、リバプールの攻撃陣はなかなか効率的に相手のスペースを突けなかった。

 実は、こうした拮抗した試合展開のなかで自身の持ち味を出すことを、これまで南野は自身の課題として口にしてきた。

 たとえば、先発フル出場したチェルシーとのFAカップ4回戦(3月3日)。「チームにフィットしてきたように見えるが」との問いに、南野は次のように答えていた。

「(プレーのよし悪しは)相手によると思います。僕のポジションって、やっぱり相手が引いてきた時は難しい。ボールを受けてからの時間もない。ただ、チェルシーのように(攻撃的に)サッカーをしてくる展開になると、わりと前線にスペースも出てくる。そうなると、僕のポジションも生きてくる」


 相手が前がかりになったところでピッチに途中交代で入ったサウサンプトン戦(2月1日)では、南野の周囲に広大なスペースがあり、カウンターからチャンスを作り出した。この時も、南野は次のように話している。

「少しオープンな試合になっていた。こういう試合展開になると、自分のやるべきことがもっとわかりやすくハッキリするというか。しっかり攻守の切り替えを速くというのと、ゴール前に関わっていくということ(を意識してやった)。

 今日に関してはできたと思いますけど、これを続けていくことが大事。たとえば、0−0とか拮抗した試合展開のなかでも、信頼してもらえるようなプレーができていければいいかなと」

 今回のエバートン戦は、南野の言う「相手が引いてきた時は難しい」試合になるだろう。

 ボールを保持しても、必ずと言っていいほど前方にマーカーが控えていた。日本代表MFは頻繁に中央へポジションを移しながら、CFのロベルト・フィルミーノらとの連係プレーで崩そうとしたが、エバートンの守備網を崩し切るところまではいかなかった。


 ならばと、クロップ監督は南野との交代でドリブルでの個人突破に長けるアレックス・オックスレイド=チェンバレンを投入し、試合の流れを変えようと判断したのだろう。

 随所に光るプレーもあったが、決定打にも欠けた。その点から言えば、南野としては課題と収穫の両方が出た試合だった。

 だが、この試合で一喜一憂する必要はない。

 30年ぶりとなる悲願のリーグ優勝は目前。残り試合が8試合あること考えても、リバプールの優勝は揺るがない。クロップ監督はここから様々な人選や編成をテストしながら、試合をこなしていくに違いない。

 南野としては、自身の課題を意識しながら、出場した試合でベストを尽くすことが成功への近道になる。

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