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旧式「リエッセ」をあえて選択も 小型路線バス代替問題 新式「ポンチョ」との違い

日野の小型路線バス車両「リエッセ」「ポンチョ」。前者はすでに生産が終了し、後者が現行モデルですが、「リエッセ」をあえて導入したり、置き換えが困難になっていたりするケースもあります。何がちがうのでしょうか。

小型路線バスも主流は「ノンステップ」 しかし…

 路線バスのなかには、一般的な大型車両ではなく、小型車両で運行される路線があります。運行ルートが狭い、あるいは需要に合わせるといった理由で採用され、特に自治体が運営するコミュニティバスは、既存の大型路線から外れる住宅地を結ぶ役割などから、小型車両が多く見られます。

 なかでも広く使われているのは、日野の「リエッセ」と「ポンチョ」です。「リエッセ」は1995(平成7)年、コミュニティバスの存在を全国に広めたといわれる東京都武蔵野市の「ムーバス」とともにデビューし、コミュニティバスの顔として定着していきました。

 また「ポンチョ」は2002(平成14)年にデビューし、現在は2006(平成18)年に発売された2代目の車両が広く使われています。

旧式「リエッセ」をあえて選択も 小型路線バス代替問題 新式「ポンチョ」との違い

「リエッセ」で運行される西武バス泉38系統。大泉学園駅北口と、その北側の住宅街や小学校、高校を経由する路線で、乗車率は高い(2020年6月、中島洋平撮影)。

「リエッセ」は2011(平成23)年に生産が終了し(後継の「リエッセII」は自家用・貸切向けのマイクロバス)、2020年6月現在、国産の路線バス用小型車両は「ポンチョ」のみとなっています。路線バスを乗り継ぎ日本を縦断した経験を持つ旅行・乗り物ライターの宮武和多哉さんによると、年数を経た「リエッセ」から、「ポンチョ」への置き換えも各所で進んでいるそうです。

 両車種の最大の違いは、「リエッセ」が乗降口に2段のステップを有するツーステップバス、「ポンチョ」が乗降口に段差のない低床のノンステップバスであるということです。「リエッセ」も早くから乗降口に可動式リフトを装備し、バリアフリーに対応してはいるものの、車いすやベビーカーなども乗せやすいノンステップバスは現在のバスの主流で、大型路線バスにおいても、各メーカーはラインアップをノンステップバスに一本化しています。

 しかし、小型バスにおいては、「リエッセ」からの置き換えが難しい、あるいは、あえて「リエッセ」を新規に投入するというケースもあります。

「リエッセ」置き換えられず減便も

 西武バスは2019年4月、「リエッセ」で運行している東京都練馬区内の泉38系統(大泉学園駅北口~長久保)について、「現状の乗車定員を確保した小型車両の代替ができない」との理由から、減便に踏み切りました。途中で道幅の狭い区間があり、どうしても中・大型車両での運行が難しいことに加え、「リエッセ」の代替が必要なものの、「ポンチョ」では、その高い乗車率に対応が困難という判断でした。

旧式「リエッセ」をあえて選択も 小型路線バス代替問題 新式「ポンチョ」との違い

「ポンチョ」で運行される東京都北区コミュニティバス「Kバス」(2020年6月、中島洋平撮影)。

 とはいえ一般的な「リエッセ」「ポンチョ」は全長、全幅も同一、立席を含めた定員は前者が35人、後者が36人と、ほぼ変わりません。

 しかし、「スペック上はほぼ同じでも、確実に『リエッセ』のほうが多く乗れます」(西武バス)とのこと。「ポンチョ」は運転席だけでなく、助手席側もフロアより一段高くなっているなど、デッドスペースが多いのだそうです。

 なお西武バスは、泉38系統のうち通学などで需要の高い区間を折り返し運行する系統と、起終点が同じで別ルートの並行路線を中・大型車両で運行するという、減便に対する代替措置を取っています。

小回り性能の違いも

 このほか、小回り性能も「ポンチョ」に比べ「リエッセ」のほうが優れているといいます。「リエッセ」の前輪は運転席の後ろにありますが、低床スペースを大きく確保した「ポンチョ」の場合は運転席の真下にあり、ホイールベース(前後輪間の長さ)が長くなっているためです。

 これを理由に「リエッセ」が選択されたケースが、埼玉県草加市で2016年に運行が始まったコミュニティバス「パリポリくんバス」です。当初、草加市は「ポンチョ」での運行を考えていたところ、運行事業者として応募した東武バスセントラルが旋回軌道図の比較を示したうえで、同社所有の「リエッセ」での運行を提案、住宅街により適した車両として選ばれました。

旧式「リエッセ」をあえて選択も 小型路線バス代替問題 新式「ポンチョ」との違い

「リエッセ」を使用した「パリポリくんバス」のデザイン。「ポンチョ」による青い車体色のバスで運行する路線もある(画像:草加市)。

 なお、「パリポリくんバス」のうち2020年1月から朝日バス(朝日自動車)の運行受託で新設されたルートでは、「ポンチョ」が使用されています。

 ちなみに、西武バスも小型車両によるコミュニティバスの運行を多く受託していますが、「ポンチョ」の1ドア・ショートサイズ(一般的には2ドア・ロングサイズ)の車両で「リエッセ」を置き換えたケースもあるとのことです。

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