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福島・感染確認の介護施設、サービス再開も利用者の足遠のく 「今までにないプレッシャー」

福島・感染確認の介護施設、サービス再開も利用者の足遠のく 「今までにないプレッシャー」

デイサービス施設「コスモス荘」=古殿町松川で2020年5月14日午前11時36分、寺町六花撮影

 デイサービス利用者の新型コロナウイルス感染が確認され、臨時休業していた福島県古殿町の通所介護施設「コスモス荘」が12日、サービスを再開した。休業中はサービスを求める切実な声が寄せられた一方、利用者家族や職員が孤立する実態も浮かび上がった。濃厚接触者全員の陰性が確認されて再開したが、利用者数は戻らない。施設は「感染者に罪はない。厳しい経営になるが、安全を訴えていくしかない」と語る。【寺町六花】

 コスモス荘は同町社会福祉協議会が運営する。自宅からの送迎、入浴、排せつ、食事などの介護サービスを週6日提供し、利用登録者は約90人いる。

 感染が確認された90代女性は、4月30日に施設を利用。5月1日、新型コロナウイルスとは別の疾患で医療機関へ救急搬送され、入院後の5月3日、感染が確認された。女性は10日に退院したが、感染経路は判明していない。同社協の掛田弥生事務局長(68)は「職員の健康調査や手すりの消毒などを徹底してきた中での発生で、動揺はあった」と振り返る。施設は4日に消毒を実施し、休業。利用者6人の他、介護を担当する職員8人が濃厚接触者とされ、自宅待機となった。

 利用者の約7割は認知症の人だ。休業中、職員が電話で自宅にいるよう伝えても理解が難しかったり、1人暮らしや老老介護で、健康管理や入浴ができなかったりする人もいた。「いつ迎えに来てくれるんだい?」と職員に訴える利用者もいたという。

 家族や職員の孤立も課題となった。感染を恐れるあまり利用者の言動が不安定になり、介護疲れを感じる家族もいた。濃厚接触者ではない利用者の家族からも「職場から出勤しないよう言われた」「周囲の目が気になり、買い物に行けない」などと報告があった。自宅待機を強いられた職員の中には「対応がいけなかったのだろうか」「自分が周囲に感染を広げてしまうのでは」と悩む職員もいたという。

 通所介護の責任者で看護師の佐藤とし係長(52)は「感染経路は不明でも、『コスモス荘に行ったから感染した』『職員の誰がウイルスを持っていたのか』などのうわさが独り歩きしてしまう。施設への風当たりは強く、今までにないプレッシャーを感じた」と語る。

 濃厚接触者全員の陰性が確認され、施設は12日から通常通りサービスを再開したが、利用人数の減少に直面している。利用登録者に意向を確認したところ、20人以上が「利用を見合わせる」と回答。1日の利用定員30人は満員近くなる日も多かったが、再開後は12日23人▽13日16人▽14日15人▽15日21人――にとどまる。

 古殿町は山間部に住宅が点在するため、施設は送迎などに多くの職員を必要とし、以前から厳しい経営が続いてきた。3密(密閉、密集、密接)回避のため、一度の送迎人数は限られ車の往復が増加。ガソリン代の負担ものしかかる。公的施設とはいえ、掛田事務局長は「最大限の経営努力をしたい」とする。

 佐藤係長は「地域の日常を取り戻すためにも、デイサービスの役割は重要。感染者に罪はなく、感染して退院した人を拒否することはありえない。すぐに利用者は戻らなくても、不安を少しずつ解消していくしかない」と力を込めた。

毎日新聞

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