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【話の肖像画】サッカー元日本代表、J1柏HC・井原正巳(52)(10)世界を知ったW杯初出場

【話の肖像画】サッカー元日本代表、J1柏HC・井原正巳(52)(10)世界を知ったW杯初出場

W杯フランス大会3戦目、ジャマイカのエース・ウィットモアと競り合う =1998年6月、リヨン

 《1998(平成10)年6月14日、トゥールーズで行われたワールドカップ(W杯)フランス大会1次リーグ初戦のアルゼンチン戦。幼少期には夢でしかなかったW杯のピッチに立った》
 私は3度、W杯予選を戦っています。89年はイタリア大会アジア1次予選敗退でW杯は遠い存在でした。93年の米国大会予選は最終戦で出場を逃したものの「これはいける」と身近に感じ、3度目の正直でたどり着きました。代表に選ばれるため、出場メンバーに入るための戦いも勝ち抜くことができました。それだけに実際にピッチに立ったときは、これまで犠牲にしてきたことが頭に浮かび、Jリーグ開幕戦のときのように涙が出そうになりました。驚かされたのはスタンドの雰囲気です。ほとんどが日本のサポーターで、フランス開催なのにホームのような雰囲気を作ってくれていました。
 《アルゼンチン戦は静かな立ち上がりとなったが、前半28分、ガブリエル・バティストゥータにこぼれ球を決められ、そのまま0-1で押し切られた。続くクロアチア戦も0-1、ジャマイカ戦は中山雅史のゴールで一矢報いたものの1-2で3連敗、世界の壁にはね返された。痛感したのはW杯だからこそ見せる「世界のすごみ」だった》
 力関係でいえばアルゼンチンがはるかに格上、クロアチアがやや格上、ジャマイカがやや格下という感じだったと思います。しかし結果は3連敗。選手個々の力やプレーの質、試合運びやしたたかさにまだまだ差があり、これがW杯で勝つ難しさだと思いました。
 W杯と国際親善試合では相手の目の色が違います。ブラジルとも親善試合をやったことはあったのですが、W杯で対戦したチームの雰囲気は全く異なっていました。ゴールを奪う嗅覚や獲物を仕留める迫力は、W杯でしか体験できないものです。私はもう一度そうした体験をしたくて2002年の日韓W杯出場を目指したのですが、残念ながらその夢はかないませんでした。
 《当時は悔しさしかなかったが、22年を経た今、振り返ってみると違う風景がみえるという。日本サッカー界を前へ進める原動力となるW杯初出場に貢献できたことに満足感も得られるようになった》
 あのころはとにかく経験不足でした。そもそもカズさん(三浦知良)らが最終合宿地のスイスで代表から外れたというのも今では不思議な話です。あの大騒動もあって、その後のW杯では最終合宿は決定済みの代表選手にサポートメンバーを加えて行うようになりました。当時は最終合宿地が選手選考の場となることを何とも思っていませんでした。
 W杯出場を境に、日本人選手の海外挑戦のチャンスは格段に広がりました。世界が日本に注目し、98年には中田(英寿)がイタリアリーグへ移籍しました。さらに中田の活躍で日本人選手の評価は上がり、続いて挑戦した中村(俊輔)、長友(佑都)、香川(真司)らも奮闘したことで、ますます評価を上げています。その流れを作るのに少しでも貢献できたのだとすればうれしく思います。(聞き手 奥山次郎)
産経新聞

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