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第4回・アクアマリンふくしま「工夫を凝らした投稿でステイホームを楽しく」

第4回・アクアマリンふくしま「工夫を凝らした投稿でステイホームを楽しく」

中央下の写真は、マナマコに乗られても全く動じないホウボウ。「じっと耐える #ホウボウ」と2020年4月10日にツイートし、「いいね」の数が1000を超えた。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月18日から臨時休館中だった「ふくしま海洋科学館」(福島県いわき市)が1カ月ぶりに営業を再開した。「アクアマリンふくしま」の愛称で親しまれている同館は、休業中もツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を更新し、生きものたちを写真や動画で紹介。「外出自粛でストレスがたまる日々を過ごす皆さんに、ツイッターで少しでも癒やしや楽しみを提供したかった」と語るのは、企画チームに所属する金成美枝さんだ。【西田佐保子】

泳ぐ「フジクジラ」の貴重な姿も動画投稿

 2000年7月15日にオープンしたアクアマリンふくしまは、暖流の黒潮と寒流の親潮がであう「潮目の海」をテーマにした、800種を超える生物を展示する東北最大級の水族館。11年3月11日に起きた東日本大震災の津波で被災し、約9割の生きものを失ったが、同年7月15日に営業を再開した。

 ツイッターは、「展示生物に興味を持ってもらいたい」との思いで11年8月にスタート。生きものの写真や動画は、広報担当者を中心に撮影している。毎日ツイートするよう心がけているものの、ネタが思いつかなかったり、写真や動画が思ったように撮れなかったりして苦労することも。「それでも、皆さんに『いいね』やリツイート、コメントをいただくとうれしい。もっと楽しんでいただける投稿をしようという意欲にもつながる」と金成さんは語る。

 休館中には、園内の木陰などで休むユーラシアカワウソ8匹を写真の中から探すクイズを出題したり、フォロワーから要望のあった生きものの画像をツイートしたりするなど、外出自粛中の人たちを楽しませるため、アイデアを絞った。オンライン会議やバーチャル飲み会用の「アクアマリンふくしまオリジナル壁紙」を配信するなど“使える投稿”も人気だったという。

 ただ、金成さんが「水族館で直接見てもらえず、残念だった」と語るのは、いわき市の漁師から譲り受けた深海ザメ「フジクジラ」だ。飼育員も生きている姿を見るのは初めてだったというフジクジラは、水深200~1300メートルの海に生息する深海魚。4月17日に搬入されたが翌18日から臨時休館になり、25日に死んだ。そんなフジクジラが泳ぐ貴重な動画は、4月18日の投稿で見られる。

 4月7日の緊急事態宣言発令後、アクアマリンふくしまでは前年度の2割弱まで来館者数が減少。同18日から臨時休業となったが、県の緊急事態宣言の解除を受け、丸1カ月たった5月18日に営業再開した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入館前にはサーモグラフィーで入館者の体温を測定。マスク着用や手洗いなどの徹底を呼びかけている。31日までは、県外からの来館の自粛を求めているが、「また心置きなく外出できる日が訪れたら、ぜひ生きものたちに会いにきてほしい」と金成さん。「営業再開後もツイッターで情報発信していくので、楽しんでもらえればうれしい」と続けた。

アクアマリンふくしま

公式ウェブサイト:https://www.aquamarine.or.jp/

ツイッターアカウント:https://twitter.com/aquamarinestaff

毎日新聞

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