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日本流のフライボール革命を/宮本氏と和田氏が激論

日本流のフライボール革命を/宮本氏と和田氏が激論

マスク姿で距離をとって座る宮本氏(左)と和田氏

<深掘り。>

#開幕を待つファンへ。日刊スポーツ評論家によるぶっちゃけトーク第4弾は、宮本慎也氏(49)と和田一浩氏(47)の対談です。今回のテーマは「フライボール革命」。2人は、この理論をどう解釈しているのか? ベテラン遊軍・小島信行記者が加わっての忖度(そんたく)なしのクロストーク。コロナ禍で開幕時期が不透明な中、少しでも野球ファンに楽しんでもらいたい!

       ◇     ◇

小島記者 コロナ禍が収まりません。プロ野球の開幕も延期につぐ延期になっています。

宮本 本当に心配。こんなになるなんて思っていなかった。

和田 世の中、野球どころじゃないですよね。

小島 寂しい思いをしている野球ファンのため、少しでも楽しんでもらえるようなトークにしましょう!

宮本 野球人って、できることが限られている。頑張りますよ!

和田 宮本さんとウエ(上原の愛称)の対談(4月1、11日付紙面)では、テーマを絞っていましたよね? 今回は何にするんですか?

小島 今回は「フライボール革命」について話しましょう。

宮本 いいねぇ。フライボール革命って、みんな誤解してたり、間違った解釈をしているもんね。賛同する人と否定する人に分かれている感じがする。

和田 僕はフライボール革命って、全く意味が分からないんですよねぇ…。漠然としすぎているから、そう感じるのかもしれないけど。

小島 宮本さんはどうですか?

宮本 賛成とか反対じゃなく、今までの日本球界、特にアマチュア野球では受け入れられにくかった考え方だから、いいと思っています。元々日本の野球界では、フライっていいイメージがない。フライといえば、大体内野フライをイメージするでしょ。試合でも「あっ、フライを打ち上げやがった」みたいな感じ。そのフライがいいっていうから、誤解が生じるんですよ。同じ内野フライでも、ホームランと紙一重っていうフライと、バットが外から入ってこすったようなフライがある。それを見極めないといけない。

和田 確かにそうですね。フライにも、内容によって良しあしがありますもんね。でも、ホームランと紙一重のフライでも、フライを上げるのを目標にするって考え方は、違うと思うんですよ。僕は低くて強いライナーを打つように心掛けていた。その結果、ホームランや長打になる。そういうスイング軌道で打てば、ゴロだって球足の速い打球でヒットになるでしょ。

宮本 でも突き詰めれば、フライでもゴロでも打ち損じでしょ。でも同じ打ち損じなら、フライになるような打ち方、ゴロになりにくいような打ち方をするのがフライボール革命なんじゃない? 自分ではそういう風に理解してます。技術的な方向性としては、正しい考え方だと思う。

小島 白熱していいですね。確かに「フライボール革命打法」とは言いません。アッパースイングの軌道で打球が上がるように打つ、というのが、一般的にいわれている「フライボール革命」ですよね。

宮本 そうそう。

和田 それならある程度、理解できます。最初からゴロを打とうとして、ダウン(スイング)に振ろうとすると、バットのヘッドが外側から出やすくなる。それは絶対にダメですからね。逆にアッパースイングすると、内側から出やすくなる。でもフライを打とうとし過ぎてアッパースイングになり過ぎるのもどうかと思う。それを目指すと、高めの速い球が打てなくなる。バットのヘッドが内側から出ても、こすったようなフライでホームランを狙うには、パワー不足の日本人には無理がある。外国人と張り合うようなパワーはないですから。

小島 実際、メジャーではフライボール革命で本塁打は増えていますが、弊害として三振が多くなっている、といわれています。

宮本 三振については、外国人と日本人の考え方が違う。外国人は三振でもゴロでもフライでも、アウトはアウト。日本人は三振が一番ダメで、次はフライアウト。ゴロアウトは捕って一塁に投げ、一塁手が捕ってアウトが成立する。これはミスが生まれる機会が多いし、進塁打なんかも絡めやすい。同じアウトでも有効に使うという考え方が強い日本の野球には、そぐわない面もあるでしょうね。フライは捕られたらアウト。だからゴロを打てとなるんでしょう。でも、それは小学生ぐらいのレベルの話。高校だけでなく、今は中学レベルでも、全国を狙うなら、そんな相手のミスを期待してゴロを打っていくような野球じゃ勝てない。強いチームは、そんなにミスをしないもん。それなら強い打球を打てるような打ち方をマスターすべきだと思う。

和田 とにかく思い切って振って強い打球を打つ。小学生からプロまで、これに尽きますよ。僕もフリー打撃なんかでは、ゴロよりフライの打ち損じを心掛けていた。試合になったら、そんな打ち損じすることなんて考えないけど。だからフライを狙って打つという感覚はなかった。

小島 つまり、強い打球を打つためにはバットを内側から出す。でも、その打ち方だと打ち損じた時にフライになりやすい。勝つためにアウトを有効に使う日本野球にはそぐわないってことですよね。

宮本 タイプにもよるんじゃない? 使い分ければいいんですよ。ただ、最近は日本野球もパワー重視になっている。3打数で1単打なら打率は3割3分3厘。でも4打数で1二塁打なら、打率は2割5分でも塁打数は2。単打を連打したのと一緒。当然、長打が絡んだ方が得点率は上がる。大量得点にもつながりやすい。

和田 だから、まずはパワーをつけることを目指さないと。フライでホームランにしようと思っても、力がなければできないんだから。それで、ヒットの確率を上げるためにフライではなくライナーが打てるようにするっていうのが、正解だと思う。難しいけど。

宮本 確かに言える。それにメジャーでも、フライボール革命から1歩進んで、ライナーの確率を上げようとしているって聞きましたけど。

小島 (18年MVPのブルワーズ)イエリチのスイングはそれほどアッパーじゃなく、広角に強いライナー系の打球を打ちますよね。インパクトゾーンが長いから三振も多くない。

宮本 野球じゃなくて、日本の歴史を振り返っても、日本人は海外から伝わったいろんなものを日本式に変化させるのが上手。こんな風に意見を言い合って進化させないと。

和田 出た。宮本さんは最近、歴史の勉強をしているんですって?

宮本 あんまり、そっちの方に話を持っていかないで下さい。まだ勉強中で、いろいろと突っ込まれると、すぐにボロが出ちゃうから。なんせ学生時代は本当に勉強しなかったから。後悔しているから今、勉強してるんですよ。

和田 宮本さんは頭がいいイメージがありますよね。実際頭がいいのに、昔は勉強しなかったんだ(笑い)。信じられない。

小島 侍ジャパンのキャプテンをやったり、緻密な野球も熟知していますよね。勉強の成績はどうだったんですか?

宮本 だからやめましょうよ。中学の友達には、俺の成績を知っているから「お前が全日本のキャプテンとかやるの、信じられない」とか言われる(笑い)。成績は言わないし、この話は終わり!

小島 分かりました。結論として、フライボール革命も頭から否定せず、うまく日本式にアレンジしていけば日本野球のレベルも上がるということで締めくくりましょう。

和田 宮本さんが勉強してなかったという過去の話の方が面白いじゃないですか(笑い)。

宮本 今回の脱線はここまで!

◆フライボール革命(レボリューション) 米大リーグでは15年から選手やボールの動きを数値化する「スタットキャスト」システムを導入。「いい打撃とはフライを打つこと」という考えが浸透し、打球角度などを割り出せる同システムが流行。打球の角度と速度が重視され、特に「バレルゾーン」の打球が最も長打の確率が高いと判明。これは打球速度が98マイル(約158キロ)以上なら26~30度、116マイル(約187キロ)以上なら8~50度で飛び出した打球のことで、これをいち早く取り入れたアストロズが、17年にワールドシリーズを制覇すると、米球界で一気に浸透した。MLB全体の本塁打数は16年に7年ぶりシーズン5000本を突破すると、17年は6105本を記録。昨年は史上最多の6776本だった。

日刊スポーツ

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